師範メッセージ

道場生、そして被災者の皆さんへ

地震が起きたとき、自宅を出て郡山道場の指導に向かう車の中でした。
自宅をでて1分くらいたったところです。車の揺れはもちろん、電柱が大きく揺れていました。
電線も大きく揺れ、電線がぶつかって火花が見えました。
私は電柱のそばに車を停めましたが、この電柱が倒れたらやばいと思いつつも、幸いそうならなかった。

福島でもようやく電気や電話などが通じてきましたが、ライフラインの復旧はまだです。

岩手・宮城・浜通り地域の皆さんは、もっと困難な状況にあると思いますが、あきらめず、前向きに一歩づつ頑張りましょう。


震災以後、皆さんから多くの電話や励ましをいただき、本当に有り難うございました。
海外からもたくさんの支部長からメッセージをいただきました。なかには、家族全員で(海外に)引っ越して来て下さい、などと言ってくれたり。

今、原発の不安が広がっていますが、私は生徒たちと共に福島にいます。
被災現場では一生懸命働いてくれる方々がたくさんいます。
原子力発電所では、被曝しながらも私たちのために一生懸命働いてくれている方がいます。
病院に入院している人やご老人もたくさんいます。
私は無事です。皆さんの優しさや気づかいが本当にありがたく、日本人のよさ、素晴らしさを感じます。
皆さん、本当にありがとうございます。(三瓶啓二)