ボランティア・演武

'96ボランティア '96養護施設演武 '99養護施設演武 '01養護施設演武
'02養護施設演武 '03養護施設演武  '04ふれあいウォーク '04養護施設演武
 '07ふれあいウォーク '08養護施設演武 '12絆プロジェクト '16けんしん演武
'17けんしん演武 '18けんしん演武 '19けんしん演武 '23けんしん演武 


4年ぶりの「けんしん白河支店 演武」
 新型コロナの影響で4年ぶりに開催された、けんしん白河支店さんの「商店街フェア」でのステージイベントにお声がけいただき、演武をおこなって来ました。
 私たちの演武も4年ぶりで、子供たち17名で元気を届けてきました!当日は天気もよく、大勢のお客さんで賑わい、大きな拍手をいただきました!

   *   *   *

 演 武

 演武では、基本げいこや、移動げいこ、板わりをやりました。
 基本げいこでは、足をあげたり横にパンチをうったりしました。ちょっときんちょうしたけれど、かっこよくできたと思います。
 わたしは、「ピンアンその2」と「板わり」がきん帳していました。「ピンアン2」はむずかしいのもあるけれど、「板わり」は、割れなかったら、はずかしいと思ったからです。結果は、うまく板のまん中にかかとがあたって、板が割れました。「ピンアン2」はまちがえずにどうどうとできました。
 わたしは、あらためて思ったことがあります。それは、何事にもちょうせんしてみる、ということです。今回の演武を通して、白河のみなさんに見てもらえてうれしかったです。そして、久しぶりの演武ができて良かったです。 (粂柚花・小学5年)





けんしん白河支店 演武
 9月14日に、けんしん白河で「商店街フェア」というイベントがありました。そこで、演武を行いました。演武をして緊張したけれど、思い出に残ったことがあります。
 それは、試割りです。
 私は初挑戦でした。先輩から試割りをお願いされたときは、やるまで一つの心配がありました。一発で板が割れるかということです。私は得意なまわしげりでいどみました。
 本番になりました。内容は、基本げい古・試割り・型・組み手です。基本げい古が終わると試割りに入りました。私はかまえる時に、心の中で「がんばってやれば、成功する」と思い、けりました。そして、無事に板は割れました。私は、達成感ととてもうれしい気持ちでした。その後も、型・組み手が無事終了し、最後は、せいけんづきをやって、演武が終了しました。
 私は、試割りが成功したのは、ふだんのけい古のつみ重ねだと思いました。ふだんのことが成功につながることがあるので、これからも、しっかりけい古に取り組んでいきたいと思います。(長谷川愛純・小学5年)



『けんしん』鏡石・白河支店 演武
 今年も道場生のお母さんからのお誘いで、10月13日「けんしん鏡石支店 あったか祭」に子供達を中心に演武を披露して来ました。
三瓶道場白河支部から、初めは4〜5人だった所、先生、先輩方の呼び掛けで、最終的に16人もの子供達が参加してくれました。

 演武開催にあたり、滝嶋先生からプロデュースを任され、アドバイスをしてもらいながら、演目を自分なりに考えて緊張しながら当日を向かえました。
会場に付くと沢山の人で賑わっていて、ステージ上では、太鼓の演奏が披露されていました。
さっそく道着に着替え、近くの駐車場で演目の流れと、一通りの練習をしてバタバタしながら本番となりました。
 始めに、女性3名で「突きの型」のはずが、なぜか子供達も一緒に入場してしまうハプニング!!先輩に直ぐ戻されて無かった事に…
気を取り直して型が終わって、音楽と共に子供達入場、緊張しながら挨拶を済ませ、基本稽古に移り、子供達の大きな声が会場を包み、移動稽古、型、ミット打ち、スパーリングと帯ごとに披露してもらいました。
 そして最後の演目の試割と続き、今回初めて試割に挑戦してもらった、須藤直8級が見事正拳中段突きで成功させ、船渡陽花6級が中段回し蹴り、渡部彩夏4級が後ろ蹴り、井戸沼森奈2級が前蹴り、手刀打ち下ろしと、迫力ある試割を成功させ、会場からは拍手が巻きおこりました。
そして全員で締めの正拳中段突き10本を突き、無事終わる事が出来ました。

 先生、先輩方、道場生の皆さん、裏方に回ってもらった大雅君には、色々と助けて頂いて本当にありがとうございました。
演武自体は、こなすので精一杯でなんの説明もなく終わってしまったので、またプロデュースさせて頂ける機会があれば、何事にも対応出来るプランと、イメージ作りをしながら、余裕をもってやりたいと思います。
 今回は本当にいい経験をさせて頂きありがとうございました。 (白河道場 高橋豊)

   *   *   *

 10月27日に開催された「けんしん白河支店 商店街フェアー2018」にて、三瓶道場白河分支部の少年部による空手演武を披露してきました。
このイベントは地元信用組合(けんしん)が毎年催している恒例行事であり、そこに勤める道場生の父兄の方からのお誘いにより、ここ数年続けて参加させていただいております。様々な団体によるステージアトラクションの一つとして、我々白河道場の演武参加が毎年の恒例となりつつあります。また、恒例行事である一方、その演武内容はいつしか白河分支部指導員数名による持回り企画となり、演出や指揮の一切を都度別の指導員が担当するシステムが通例となってきているため、毎回カラーの異なる演出が見られることもこの演武の魅力(指導員にとっては試練!?)になっていると思います。

 当日は朝から生憎の雨でしたが出番が近づくにつれて雨脚も弱まり、ちょうど演武が終わる頃にはすっかり雨も上がり、まるで私たちの気合が雨雲を吹き飛ばした様な好演出となりました。演武内容としては基本稽古から始まり→型→ミット打ち→組手→試割りという流れで披露し、最後は唯一参加してくれた高校生の小林祐花(3級)による二方割りで会場を沸かせ、全員の正拳中段突きで締めくくりました。
 今回は各中学校の学園祭行事と重なったため残念ながら中学生不在での参加となりましたが、幼年から小学生による元気な活躍により、イベントを大いに盛り上げてくれました。

 私も今回久々に演武を担当させていただき、その段取りから現場での統率、司会進行や時間配分などの苦労を改めて痛感し、とても有意義な経験になりました。サポートしてくれた指導員や一般道場生、並びに、あえて見守りながら適宜アドバイスをくださった滝嶋先生のお陰で無難に遂行することができ、内心ホッとしております。
 さて、無事演武も終わりホッとした後は、解散して各々フェアーの出し物を満喫して帰りました。食べ物など30店舗の出店と、豪華景品目白押しの抽選会があり、なんと参加した道場生らの中から1等(自転車)・2等(ブルーヒーター)・3等(ディズニーペアチケット)と上位当選者が続出し、得るものが一入多いイベントとなりました。因みに、私もちゃっかり6等の高級すき焼き肉をゲットして帰りました。これを楽しみに、また来年お声が掛かった際には是非サポート役として参加したいと思います。また、次回は誰がどんな演武を見せてくれるのかも、参考として今から楽しみにしたいと思います。 (白河道場 菊地洋平)



けんしん鏡石支店 演武
 けんしん鏡石支店「あったか祭り」が10月7日(土)に開催され、今年も保護者様のご好意でお誘い頂き、三瓶道場白河分支部から小学生を中心に18名で参加させて頂きました。当初、前日から降り続く雨が心配でしたが、演武が始まる頃には止んで、イベント会場に人が次々と集まって来ました。
 演武は基本稽古から試割りまでを披露させて頂きました。日頃、空手の稽古を目にする機会が無い方が多いと考え、基本・移動・受け返しの繋がりを踏まえて順に披露する形で、まず全員で基本稽古の正拳・裏拳・手刀・受け・蹴りを行いました。
続いては、基本で覚えた事を移動の中で行う移動稽古を披露させて頂きした。まだ移動稽古を披露出来る段階に無い白帯は、正拳突きに合わせて気合の入った声を披露し、色帯に引けを取らない素晴らしい気合を見せてくれました。次にオレンジ帯・青帯が前屈立ちによる移動を披露しました。普段稽古している環境と違った足元であったり、前後左右のスペースが狭かったり、そんな中でも各々が足元・周りとの距離感を意識し、自分達で動きを調整し、移動稽古をしっかり披露してくれました。そして、移動稽古の最後は黄色帯二人が後屈立ちの移動、騎馬立ちをしっかり披露し、日頃の稽古の成果を見せてくれました。
 その後は、基本・移動で稽古した事を対人で行う受け返しを、色帯ごとに披露させて頂きましたが普段より動きが小さく、もしかすると目の前の相手より観客に意識が行ってしまい、緊張してしまったのかもしれません。
 最後、日頃の稽古で培った技を試割りで発揮してもらいました。大岩優斗8級・小林陽向6級による正拳中段突き、船渡陽花6級による中段回し蹴り、小林裕花3級による踵落など、どれも見事に決まり会場が拍手で沸きました。
 今回、滝嶋先生から企画・指揮を任せて頂き、自分なりに用意をしたつもりでした。しかし行き届いていない所が複数あり、滝嶋先生・斎須さん・袴塚さん・参加してくれた道場生に助けられながら、なんとか無事にやりきる事が出来ました。そして、演武を企画・指揮する際、行うことや順番決めた後、具体的にイメージし、行き届いていない所が無いか検証する作業が必要だった事を学びました。(白河道場 野崎秀寿)

   *   *   *

 10月7日に開さいされた「けんしん鏡石支店 あったか祭り」に三瓶道場白河分支部の少年部を中心とした道場生で演武をひろうしました。
「けんしん鏡石支店 あったか祭り」では朝からあまり天候が良くなく心配でしたが、消炎部と道場生が野崎先輩の号令の下、基本稽古で元気いっぱいな姿を見せてオープニングをかざりました。
 今回の「けんしん鏡石支店 あったか祭り」で、私は板割りに挑戦しました。初めてなので割れるか心配でしたが、無事割ることができました。私はまわしげりで割りました。足がとても痛かったけど、われたので良かったです。
その他にも、きば立ちではきんちょうしすぎて足をまちがえてしまったけど、基本稽古ではしっかりとできたので良かったです。
 演武が終わった後は「あったか祭り」ではポップコーンや焼き鳥やおもちを食べました。最後のビンゴ大会では、もう少しで景品がなくなる時に当たりました。中身はせんべいでした。とても楽しかったです。(船渡陽花・中学1年)



けんしん 鏡石・白河支店 演武
 10月8日に開催された「けんしん鏡石支店 あったか祭り」と22日の「けんしん白河支店 商店街フェア」に三瓶道場白河分支部の少年部を中心とした道場生で演武を行いました。
 8日の「あったか祭り」では朝から雨になりましたが、気合十分な少年部が斎須拓身初段の号令の下に基本稽古で元気いっぱいな勇姿を見せてオープニングを飾りました。
続いてオレンジ帯のていねいな移動稽古。青帯の息の合った太極1。黄・緑帯の無号令での平安2を披露し稽古の成果を見せました。
幼年部と少年部の30秒ミット打ちでは全員息を上げながら突き蹴りを打ち込んで本気になっていました。
金沢頼志5級の正拳中段突き、小林祐花3級のかかと落としの試割りでは大きな歓声が上がりました。 最後は全員での正拳中段突き10本で締めました。
 22日の「商店街フェア」では朝から快晴に恵まれて、指揮を執る袴塚紗知子初段の下にこれまた気合十分な少年部がキビキビとした動作で基本・移動・型・ミットを行い、斉藤祐作9級、渡辺侑生8級、小針夏純6級、金沢頼志5級の小学6年生組による試割りを披露しました。試割りのトリは一般部の野崎英寿1級による迫力あるエンピで会場を沸かせました。
最後は全員での正拳中段突き10本で締めて演武終了となりました。
日頃から意識の高い稽古をしているので、どの子も真剣な表情に表れる自信が何ともカッコ良かったです。
 今回は保護者様のお声がけで演武をさせていただき「元気いっぱいの白河分支部」を一般の方々に知っていただき良いアピールにもなりました。
最後に関係者の皆様、引率された保護者の皆様本当にお疲れ様でした。
おかげ様で道場生のケガも無く無事に演武する事が出来ました。誠にありがとうございました。(白河道場 斎須拓身)



絆プロジェクト 演武
 「キズナ強化プログラム」にて福島県天栄村訪問中のASEAN5カ国(インド、モルディブ、ネパール、パキスタン、スリランカ)アンダー14サッカー代表100名。その交流プログラムの一環として運営のJICE(日本国際協力センター)より私が受入れ宿泊施設の一つであることから空手体験の依頼があり、新極真会白河道場の滝嶋先生、道場生有志にて10/17(水)に演武会を行いました。
 「キズナ強化プロジェクト」とは、アジア大洋州地域及び北米地域の41の国から青少年を我が国へ招へい、被災地視察、復興支援活動体験等を実施し日本再生に関する諸外国の理解増進を目的としたプロジェクトです。
 さすがアンダー14サッカー各国代表の皆さん、中学生とは思えない立派な体格。血気盛んなアスリート達が日本の伝統武道空手に目が輝いています。オープニングは同年代の中学道場生による試し割りで館内が一気に盛り上がります。
 続いて基本稽古から移動稽古へと続き、皆さん食い入るように見入っています。小学道場生による各国語での歓迎挨拶には会場から拍手喝采、袴塚紗知子初段による力強い型には感嘆の声があがります。
 スパーリングでは思わず力が入ったのでしょうか、ガチな小学道場生達には見ている私も思わず汗が・・・、どよめきが上がったのは東北大会軽量級優勝の菊地洋平初段と新井雄一初段の迫力あるスパーリング。拳や蹴りが当たる鈍い音に興奮も最高潮、この熱気のまま各国全員での基本稽古体験。準備体操では道場生の身体の柔らかさには皆さんもビックリ。蹴りにも気合を入れて頑張ってくれました。全体稽古終了後には5カ国からの代表が舞台に上がり試し割りの初体験。道場生をお手本に気合を入れて挑戦、見事に成功するとガッツポーズに拍手の嵐が止みません。
 ラストは一般道場生によるバット折り、大歓声と拍手のなかで演武会も無事終了。JICEの担当者からもこれだけ盛り上がった交流プログラムは初めてとの嬉しい言葉もいただき、インド選手代表からは日本語による感謝の挨拶もいただきました。
 大盛況に終わった演武会。解散後も滝嶋先生や道場生には記念写真の希望が次々と続く大人気、なかなか帰れません。空手を通した国際交流、帰国後は日本の復興状況や安全性、素晴らしさを伝えてくれることと思います。(白河道場 島村幸彦)

   *   *   *

 水曜日には、五つの国の人たちに日本の空手を見せました。
 最初は全員での基本けいこがありました。最初はけっこうきんちょうしたけれど、まちがわず正確に出来たので良かったです。次には移動けいこをやりました。少しせまくて不安だったけど、白、オレンジ、青黄と、上手に出来ていたのでうれしかったです。その次にはスパーリングをやりました。3組とも、たくさんの技を出せました。大人のスパーリングは、はく力があってすごかったです。そして、オレンジ、青、黄色、茶帯の順番で、かたをやりました。全ての帯の人達が正確に、そして真剣にかたができていてうれしかったです。最後には、体験をしてもらいました。いろんな所から「オス!!」が聞こえて少しうるさかったけど、とても楽しかったです。
 水曜日には自分でも良い経験をさせてもらって、うれしかったです。(田代春輝・小学6年)


白河学園 学園祭演武
 白河道場には月に2〜3回、児童養護施設 白河学園から小学生の女子が空手を学びに来ています。10月4日(土)に、その白河学園の学園祭にて演武を行いました。
今回の学園祭の演武は、スペースの問題も有ったので学園の近隣に住む小学生5人の道場生に手伝ってもらい、基本稽古、移動稽古、型、ミット蹴り、試割りを行いました。

   *   *   *

 学園祭での空手ひろう

 学園祭ではいろいろなイベントをやっていてその中で空手をひろうすることになっていて、ぼくも学園の近所だったので出ることにしました。
 当日になって12時ごろ空手を見せました。内ようは中だんづき、下だんばらい、まわしげりなどがありました。そのほかにミットげり、太極その三もやりました。
 やっているときはすごくきんちょうしました。でもうまくやれたのでよかったです。 (新井田楓・小学4年)

   *   *   *

 学園祭の空手

 私は、10月4日土曜日に、学園祭でからてをやりました。からてをするまえは、ドキドキしたけど、やることになったら、きんちょーして、あんまりこえがでなかったけど、やるきになったら、なんだか、いいきぶんになりました。
 私は、うすいいたをわりました。わるまえは、われないと思っていたけど、いざとなったら、いたがわれました。われたときは、うれしくて、うれしくて、お母さんに、見て見てっていってしまいました。
 私は、おかあさんとはなれてくらしているので、おかあさんにあいたくなりますけど、それをがまんするのもつらいです。でも、私はお母さんから教えてもらいました。「いつかは、がくえんからでれるからがまんしててね。」といわれたので、がまんしています。
 そして私はしりました。私は中学一年生になったらかえれると。
 それをきいたとき、うれしくなりました。
 私は、はやく、学園を出て、おかあさんのてつだいをしたいです。  (N・T 小学5年)

   *   *   *

 学園祭

 10月4日土曜日に、学園祭がありました。学園祭には、いろいろなやたいがあります。たとえば、たべもの、のみもの、アトラクションなどが、あそんだりたべたりできます。そして、学園祭で空手をやることになりました。
 そしていよいよ学園祭がはじまりました。11時ぐらいから、コンサートがはじまります。そのさいごに空手をやります。
 その前に、練習をしました。うまくできたので、本番になりました。学園の子は、たいきょく一をやりました。一番うまくできたのでまんぞくしました。楽しかったです。 (K・A 小学3年)


ふれあいウォーク 演武
 6月3日(日)に行なわれた白河市のイベント「ふれあいウォーク」にて白河道場は演武を行ないました。
 当日は約50名が参加し、菊地洋平初段と袴塚紗知子初段が指揮を取りました。30分と言うタップリの持ち時間があったため、基本稽古から子供や大人の型、移動稽古、ミット蹴り、組手、試割りとフルバージョンで行ないました。
 試割りでは子供の板割り、斎須1級・菊地初段の四方割り、駒塚4級のバット2本折りと続き、最後は橋本2級のブロック2枚割りで締めました。演武後子供たちは割れた板やバットを我先にと持ち帰っていました。特にバット折りとブロック割りには後日まで驚嘆の声をあげ、先輩たちのすごさを知ったようです…

   *   *   *

 ぼくは六月三日、「ふれあいウォーク」でのえんぶに参加しました。えんぶでは、いつも練習しているき本げい古やいどうげい古、たいきょくその三などをやりました。暑くて汗がたくさん出ましたが、とても気持ち良くできました。
 黒帯のはかまづか先ぱいと組手をした時はドキドキしましたが、がんばりました。ぼくが一番うれしかったのは、上だんげりで板をわったことです。できるかどうか心配でしたが、板は一けりで三つにわれました。板は家に持ち帰って大事においてあります。
 たくさんの人達の前で道場のみんなんとえんぶができて楽しかったです。
         (木村雅也 4年)


白河学園クリスマス会演武レポート
 毎年恒例の児童養護施設白河学園クリスマス会が12月18日(土)に行われ、新極真会白河道場で空手を学ぶ学園生4名(小学生)と子供クラスと一般クラスを含めた道場生13名が演武を行いました。 滝嶋先生自ら社会教育としての空手を理念の一つとし、それを実践する一環として学園生を先生自ら送迎し空手を通して指導教育なさっており、学園生も指導して下さった先生に答えるべく、空手を通して学んだことを発表する機会でもありました。
 手話による歌とダンスの後、いよいよ演武の時間です。司会の方の紹介と共に元気良く舞台に整列しました。学園生を中心とし滝嶋先生の気合の入った掛け声と共に、基本稽古・移動稽古・型と順調に進み(子供クラスの道場生の気合がちょっと小さかったかな)、私が入門してから初めて経験する試し割りの時がやってまいりました。と言っても私は入門して7ヶ月の白帯ですので、当然持ち手の方です。持ち手と言っても、私にとって初めての経験でしたので、かなり緊張しました。 今田裕士先輩3級の気合十分の正拳中段突きによる板割りの後、間髪を入れず小山正男先輩3級の上段後ろ廻し蹴りが炸裂し、板は真っ二つとなり私の手にもその衝撃が走りました。
 その余韻が残りつつ最後の演武となる、袴塚紗知子先輩1級による型(最破)と手刀による板割りです。稽古熱心な袴塚先輩の型はいつ見ても決っており、当然、手刀による板割り(3枚)も物の見事に一発で砕き拍手喝采をあびました(一番拍手が多かったんじゃないかな)。
 演武の後、私たち道場生にもフライドチキンやお菓子等がたくさんふるまわれありがたく頂いたのですが、主役はあくまで学園生なので大変恐縮してしまいました。学園の先生方、誠にありがとうございました。クリスマス会最後を飾るビンゴゲームでは、稽古を共にしている学園生と一緒にリーチ!リーチ!ビンゴ!と繰り返し、大変楽しいひと時を過ごしました。
 最後に私事になりますが、今後とも学園生と共に稽古に励み(親と子以上に年齢は離れてはおりますが)先生が実践している社会教育としての空手に、微力ながらも参加協力して行ければ幸いです。そして本当に私事で恐縮ですが、空手を通して日々精進し、いつの日か感動するだけじゃなく感動を与える事の出来る人になりたいと思います。(一瞬のきらめきでも良いから・・・) 
押忍!    (白河道場 大倉忠徳)


ふれあいウオークの演武
 6月6日に行われた、白河市の「ふれあいウオークin白河」に、我々白河道場も演武で参加しました。
 この日は、第15回福島県ジュニア空手道選手権大会と日程が重なってしまったのですが、留守番部隊の少年部と一般部が元気一杯、ど迫力の演舞を披露しました。
 始めに、長渕剛さんの新極真会のテーマにのって、駆け足でステージに整列し、菊地洋平初段の号令で参加者全員による基本稽古を行いました。続いて少年部2名と一般部女子2名による平安Uの方が披露され、その後ミット打ち、試し割りへと続きました。
 ミット打ちでは幼年部の微笑ましい上段廻し蹴りに始まり、少年部の中断回し蹴り、一般部の様々な蹴りや突きへと段々迫力が増していき、観客の皆さんもすっかりひきつけられたようです。試し割りでは、四方割り、ブロック割り、バット折りと一つ演武が進むごとに、「おお、スゲー!」、「痛くないのか?」などと観客からどよめきが上がり、大変盛り上がりました。(ちなみに、私の息子は割れたブロックのかけらを記念にいただきました。)
 最後は、全員による正拳中段突きで締めて演武会を終了しました。
 今回、私は「女性が多い方がヴィジュアル的にいいから参加してください。」という滝島先生のお言葉で(枯木も山のにぎわいということでしょうか?)初めて演武会に参加させていただきましたが、野外の開けた場所で、しかも、大勢の観客の方々を前にすると、やはり、いつもとは勝手が違い、ずいぶんと緊張してしまいました。幼年部や少年部の子供達の方が落ち着いて堂々としていたような気がします。何はともあれ、今回の演武を御覧になった観客のみなさんで空手に興味を持たれる方が一人でもいらっしゃればと思います。
個人的には女性のお仲間がもっと増えてくれるとうれしいのですが・・・。
 また、このような機会があれは、次はもっときちんと動けるように精進したいです。
  押忍。                (白河道場 宮里優香)


演武会レポート
 12月18日(木)に、ボランティアで空手を指導している養護施設白河学園でのクリスマス会で、白河道場生と学園の子供達での演武が行われました。
 始まる直前、幕が上がるわずかな時間に新極真会の歌が流されました。この曲を初めて聞いたのは第8回世界大会でした。激しい力と技のぶつかり合いから勇気をもらった記憶がよみがえり、体が少し軽くなった気がしたのは自分だけでしょうか?
 そして幕が上がると会場は大勢のお客さんがいて、恥かしさと緊張が重なり妙な気分の中基本稽古が始まりました。いつになく一つの突きが力強く、一つの蹴りがより高く、場内の人達からパワーを授かったかのように気合がこだましました。
 次に道場と学園の子供達による移動稽古と型ですが、緊張とプレッシャーからかいつもより真剣な顔に見えます。そんな中、本番に弱い子には「今日は元気ないな」、いつもはふざけ気味の子には「今日はちゃんとできてるな」と滝嶋先生の言葉が出るたびに会場からほのぼのとした笑い声が聞こえ、いつもの稽古でも見られる先生の細かい気配り目配りが感じられました。毎回この調子で稽古してくれればかなり上達するのにと思います。
 型は学園の女の子の号令で始まり、さすがに号令をかけるだけあって上手です。空手以外のことも、その調子でやればきっと大丈夫。
 それから大人による試し割りなのですが、最後のバット割りを披露する予定の中野目矢吹分支部長が仕事で間に合わず、直前までリハーサルをやったのにも関わらず急遽すべての演武の内容が変更になりました。そんなハプニングの中、最初に登場したのは橋本先輩です。気合とともに正拳で厚い板を見事割り、次いで上段に構えた板を蹴りで割った瞬間、場内から大きな拍手と歓声が起こり改めて熟練者の迫力を感じました。その直後第二のアクシデントが... 蹴って割れた板が持ち手の高校生の額を直撃、血が流れ出したにもかかわらず動じることなく笑顔でクールに振舞っている姿を見て「こいつ強くなる」そう思いました。 続いて登場は新井先輩です。これまた気合とともに板の割れる音が場内に響き渡り、あざやかに決まった終了後に腫れ上がった拳が印象的でした。 そして最後のバット折りはエース菊地先輩です。直前の予定変更で少し戸惑った様子ですが、不安げに全員が見守る中見事軽快な音ともにバットは折れ、やはり決めてくれる男だと思いました。
 すべての演武が終了し会場からは大きな暖かい拍手が続き、学園の子供達も小さな英雄に見えます。何かをやり遂げた後の達成感や充実感を少しでも多く実感して欲しいと思います。2004年には自分も含め一回り大きく少し強くなっている事をお願いしたいです。
 最後にこの演武に参加してくださった白河道場の皆さん学園の子供達、本当にお疲れ様でした。押忍!!             (白河道場 小山正男)
 


白河学園クリスマス会演武
 12月19日(木)、養護施設白河学園のクリスマス会にて演武会が行われました。今年は学園の子供達10名と、白河道場生17名、計27名の参加となりました。
 ステージに所狭しと並び、菊地洋平初段の号令で黙想。幕が開き、目を開けると会場いっぱいのお客さんが注目していました。
 滝嶋先生の進行により、和やかな雰囲気ながら程よい緊張感をもって演武開始です。初めは全員での基本稽古。一つの突きや蹴りが終わるごとに会場から温かい拍手が湧き、少し恐縮しながらも感激し一層気合が入りました。そんなお客さん達の眼差しに刺激されたのでしょうか、学園の子供達も、道場での稽古ではなかなか見られない程の集中力を見せてくれました。
 学園の子供達による移動稽古が終わり、次は型の演武です。白河道場の少年部と学園の子供達による太極一、相馬亮祐五級による平安四(ちなみに亮祐君は前日から下がらない熱を押しての参加でした)、白河道場女子部二名による突きの型が滞りなく終わりました。
 最後がいよいよ試割りです。まず、学園の女の子二名(中学生、高校生各一名)が初の板割りに挑戦しました。正拳による一枚割りです。数ヶ月前に空手を始めたばかりの彼女達でしたが、二人とも見事に成功しました。続いて益田仁志一級、菊地初段がそれぞれ四方割りに挑みました。レベルの高い鮮やかな蹴り技に、ステージの脇で控えている子供達まで見入っていました。
 そして恒例となった(?)バット折り。今年は二本まとめて折るということで、直前まで誰が披露するのか未定だったようです。演武会の締めとなるバット折り。会場には空手を初めて目の当たりにするお客さんもいます。白河道場を、ひいては極真空手を背負ってここで失敗するわけには行きません。本日最高の期待がステージに集中する中を歩み出たのは、待っていました、滝嶋先生です。菊地初段がきつく縛られたバットを支えます。二本並んだバットは決して折れる事など無いように見え、「先生なら…」という安心感のどこかに「もしかしたら…」という不安が過りました。その時です、何ひとつ物音のしない緊張に満ちた会場に、硬いバットが一瞬にして折り割られる大きな音が響き渡りました。
 拍手喝采の中、演武は終了。ステージを降りても子供達の興奮は収まらないようでした。この演武会で、学園の子供達に会うのは今年最後になります。一つの発表の場を経て、年明けには少し成長した彼らに会えることを期待しています。
 最後に、演武会に参加された皆さん、御協力いただいた学園の皆さん、お疲れ様でした。                       (白河道場 袴塚紗知子)


白河学園クリスマス会
 12月18日(火)、養護施設 白河学園 のクリスマス会に於いて、白河道場生による演武が行われました。白河学園とは滝嶋分支部長のボランティア活動を通じて交流があり、学園の子供達も何人か道場へ通っています。
 会場へ着くと、会場の椅子が全部埋まるほどのお客さんがおり、演武初参加の道場生は大分緊張していたようでした。
 学園の子供達の歌や踊りが終わり、いよいよ演武の開始となりました。滝嶋分支部長の司会で、益田1級の号令のもと、まずは全員の基本稽古で演武は幕を開けました。次は型へ移り、学園生のF君と岩本10級による平安一、荒川良太4級、駒塚豊6級、長谷部孝一6級、野崎秀寿7級による平安二、堀江晃1級、相馬麻里3級による平安四が行われました。いつもはうるさい位元気一杯の少年部の子供達ですが、皆、この時ばかりは神妙な顔で、一生懸命型を披露していました。ミスもなく、会場からは暖かい拍手が起こり、子供達も満足そうな様子でした。
続いては演武の華、試割りです。まずは、F君、新井3級、自分による瓦割りです。
F君が二枚、新井3級と自分は九枚に挑戦です。全員成功し、瓦割り初体験の三人共、ほっと胸をなで下ろしました。
そしてメインのバット折り、舞台には白河道場のエース、菊地1級の登場です。菊地1級はバット折りは初めての経験、おまけに司会の滝嶋分支部長の 「福島県軽量級チャンピオンの菊地君です!」と声を大にしての紹介に、ちょっとプレッシャーを受けているようにも見えました。会場が静まり返る中、自分たちまで舞台の袖で緊張していましたが、気合いと共に下段回し蹴り一閃、バットは見事に真っ二つになり、菊地1級にはこの日一番大きい拍手と声援が送られていました。
最後は全員で正拳十本で締めくくり、この日の演武は終了しました。
当日手伝いに来てくれました道場生の皆さん、大変お疲れ様でした。
                          (白河道場  橋本一幸)


クリスマスパーティー
 平成11年12月20日(月)、養護施設白河学園にてクリスマスパーティーが行われました。催しの一つとして白河学園の空手を習っている子供達と一緒に空手の演武を行うという事なので、白河道場からも何人か道場生を募る事になり、滝嶋先生に声をかけられ、自分も参加する事になりました。思えば約4年前、自分は白河道場生による演武を見たのがきっかけで空手を始めるようになりました。だから演武というのは自分にとって、とても意味のあるものでした。そして当然、人前でやるという事で、とても緊張していました。
 いよいよ当日、学園の子供達の歌や劇などの出し物も終わり、空手の演武の番がやってきました。ステージの幕が上がり、改めて人がたくさん見てるなぁと驚きました。基本稽古が一通り終わり、次に道場生の長谷部さん、柏さんと子供達による太極一が行われました。ミスもなく、会場からは拍手が送られていました。次に子供達と道場生のミット打ちが、交互に行われました。子供達と比較されるという事もあり、これは負けられないと思い、自分は思い切りミットを打ちました。すると会場からは、「オーッ」という声が上がりました。自分のパンチでそんなに反応するのかと思い、2発目のパンチは、にやけ顔を必死にこらえながら打っていました。すると先生が「空手をやっている者は単純ですので、「オーッ」とか「ワーッ」と言われると調子に乗りますので、どんどん言ってやって下さい」と言いました。すると、前にも増して声が大きくなりました。でも自分は先生のその一言で緊張がとけ、リラックスして、その後の演武を続ける事が出来ました。続いて野崎さんによる前蹴りも、一発、一発、思い音が響く度に歓声が上がっていました。次に、小学6年生の市川君(2級)による平安四の型が、流れるように行われていき、学園の子供達からも尊敬の目差しで見られていました。次に瓦が準備され、子供達と菊地さん(2級)による正拳瓦割りが、行われました。子供達が2枚でチャレンジする中で、菊地さんは7枚に挑戦しました。実は全員が瓦には初挑戦という事で、心配していましたが、終わってみればなんのその。子供達が割った後、菊地さんの正拳が決まり、快音と共に瓦は崩れ去りました。会場はもちろん、道場生からも歓声が上がりました。盛り上がった所で、中野目先輩(初段)によるバット折り、前回の演武は右足でバットを折ったという事なので、今回は左足で挑戦との事でした。会場は静まり、注目は中野目先輩一点に注がれていました。気合いが入り、間髪入れずに下段廻し蹴りが見事に決まり、これ又快音と共にバットが真っ二つになりました。会場からは、今までにない拍手と歓声が巻き起こり、女性の声援もあちら、こちらで聞こえてきました。これを目の当たりにした野崎さんは、いつか俺もと、闘志を燃やしていました。最後に全員での正拳突きも行い、大きな拍手と共に幕を閉じました。
 今回、この演武の中で、審査や合宿とは違う緊張感を体験する事ができたのは、自分にとってプラスになったと思います。そしていろんな意味で、本当に良かったなぁと思いました。
                                         (白河道場 新井雄一)


白河分支部演武会
 思いっきり体を動かして爽やかな汗を流したい、と極真会館三瓶道場白河分支部(滝嶋邦彦先生)の門を叩いてから、一年半が過ぎようとしています。最初の頃は練習についていけるかどうか不安だったし、毎日が筋肉痛の連続でしたが、いつしか空手の魅力に引き込まれていきました。この空手という武道を通して得たものは計りきれません。自分自身の心身の鍛練はもちろん、小さな国際交流や様々なふれあいの機会にも恵まれました。その中でも特に、ある子供たちとの出会いが心に残っています。いろいろな事情により家族と離れて暮らしている子供たちに、先生は週一回空手を教えています。その養護施設で昨年12月に開かれたクリスマス会に演武会を通じて参加させて頂きました。ここでは少し演武会の模様をかいてみます。
 会場はツリーやリボンなどクリスマス一色に飾り付けられ、甘いケーキの匂いと賑やかな声に包まれていました。次々と演技が進んでいく間、舞台の袖で待っている子供たちはちょっぴり緊張しているようです。ドキドキドキ…。さあ、いよいよ演武会のアナウンスが入り、幕が開きました。大勢のお客様たちを前にして、みんなシャキッと引き締まったいい顔をしています。小学生のかけ声にあわせてまずは基本稽古。元気な声が響き渡ります。次は中学生による型の披露。堂々とした(?)演技です。次に私(佐藤)が平安(ピンアン)4をやりましたが、最初から間違えて大失敗。いつでもどこでも緊張感をパクパク食べられるようでなければダメだなあと反省させられました。そして次は中学生による板割りです。次々にパンパンとキレイに割れていきましたが、最後の一枚だけが割れません。真剣な眼差しで板をみつめ、何度も肘を飛ばしましたがどうしても割ることができませんでした。「来年こそは絶対に…」という小さな決意を会場のみんなが大きな拍手で見守ったのでした。いよいよクライマックス、バット割りをする中野目真一、一級が登場しました。先生の巧みな話術で会場全体が盛り上がっています。出番の終わった子ども達も舞台袖から、がんばれ!と声高く応援しています。緊張が最高潮に達した次の瞬間バットはパキーンと2つに折れ、大喝采が沸き上がったのでした。
 「ばいばい」「またきてね」という子どもたちに見送られ、私たちは会場を後にしました。生意気だけど、とってもかわいい笑顔が何よりのクリスマスプレゼントとなりました。
 この空手が、子供たちの身体にはもちろん心を健やかに育み、生活に潤いをもたらしてくれる一手段となっていることは言うまでもありません。これからも空手の仲間として、一緒にがんばっていけたらいいなあと思っています。
 空手を通して、さまざまな場所で様々な人と触れ合う楽しさ、素晴らしさを知りました。ステキな出会いを一つ一つ大切にしていこう、という思いを改めて噛みしめている今日この頃です。
                                        (白河分支部 佐藤紀子)


『太陽の国』ボランティア参加
 我々、三瓶道場白河分支部は『太陽の国』という施設で行われた文化祭に参加することになった。 この施設には身体に障害を持つ人々が生活しており、中には重度の障害を持つ人も少なくない。
 施設の中にはいくつかの寮が設けてあり、その中の一つである『きびたき寮』は、白河分支部の責任者が以前からボランティア活動を行っており、昨年は演武、今回は会場までの車椅子の送迎を手伝ってほしいという要請があり、道場と養護施設『白河学園』の空手教室から希望者が20余名参加することになった。
 現地に集合し、きびたき寮の方々と対面し各車椅子に一人ずつつき、互いの自己紹介した後、文化祭を行う会場へと出発した。
 会場までの距離は、我々にしてみればさほどでもないが、車椅子での移動となると、行きは上り坂で帰りが下り坂と、補助なしではとても危険な道程である。
 会場に入ると、そこには、文化祭に向けて各寮各個人によって作り、描かれた作品がズラリと展示されており、どれを取っても素晴らしい作品ばかりであった。
 中でも、手足の自由が利かず口に筆をくわえて絵を描いた作品があり、我々には到底真似の出来ないくらいの筆さばきによって、四季の風景が描かれていた。
 もう一つ、とびきり目に付いた作品があり、その作品は、『空手道』と書かれた書物で、この文化祭に参加する以前に我々道場生は、この書物をどうじょうで拝見している。
 以前から先生が、道場に『空手道』と書かれた書物を飾ることを希望しており、依頼して、書いてもらったのだ。
 この書物は、達筆の人でも書けないようなとても個性が強くなんとも味のある字で、書き上がるまでの話しを聞くと、一文字書くのに30分かかり、一日に3枚書くと疲労がたまりそれ以上は書けないとの事だ。本人も自分の作品に満足していたらしい。
 その作品全てが、個性を思う存分主張しており、どれを取っても見劣りしない物ばかりであった。
 最後に、会場に展示してある作品を我々と一緒に見て回り、会場を後にした。
 展示会場には、作品の他に、体育祭や今回展示されていた作品に取り組んでいる光景の写真が一緒に展示されており、その表情を見て思った事は、皆が生き生きとしている事であり又真剣に取り組んでいる事である。
 何か一つの事に熱中できるという事は、誰にでも出来そうで以外と難しい事であり、一途に取り組んでいれば、必ず陽が当たると思う。
 今回我々が見た作品を、より多くの人々に見てもらい、作成者の『生きているぞ』という主張を体で感じてもらいたいと思った。
 我々も空手を通して自分を思い切り主張し、様々な体験により、より多くの事を学び、現実の矛盾に負けない心と体を作っていきたい。
 以上でレポートを終了いたします。                (白河分支部 中野目真一)


ページのトップへ